【上級編】認知広告が持つ力とは?機能と効果を理解して、Amazonでの売上拡大を狙う
こんにちは!
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早速本題ですが、Amazon出品者の皆様は認知広告を利用していますか?
Amazon上で明確に認知広告は、「これ!」といった決まりはありませんが、一般的には、SD広告や動画広告が認知広告として知られています。
もしかすると、昔運用していたが思うような結果がでなかったため、
・既に停止している
・認知という漠然とした指標に予算を投入しにくい
など、チャレンジしにくい広告のひとつかもしれません。
認知広告はAmazonに限らず、そして「オンライン」、「オフライン」問わず、売上を上げていくために、重要な役割を担っています。
本記事では、そんな認知広告の役割や活用方法を解説し、認知広告への苦手意識を解消して、皆様の売上増加へ少しでもお役立ちができればと思い、執筆しました。
少しでも興味がある方は、是非最後までご覧ください。
目次
世の中は認知広告で溢れている
TVCM、雑誌・新聞広告、電車の中吊り広告、ネット広告など、私たちは非常に多くの広告を目にして生活をしています。
そして、そのほとんどが認知広告といっても過言ではないでしょう。
認知広告とは、「自社商品やブランドに対する見込み客の”認知度”を高める」ために用いる広告です。
例えば、
・ある外食チェーンが、夏の新メニューをTVCMで流す
・AmazonがプライムデーをYouTubeで告知する
これらも認知広告のひとつの手法になります。
皆様の中に、「TVCMを見て、新メニューを食べに行った!新商品を買った!」という方もいるのではないでしょうか?
多くの企業が認知広告を配信している理由
では、なぜこれほどまでに多くの企業が認知広告を配信(掲載)しているのでしょうか?
理由は、「認知広告が果たす役割と効果が重要だと企業が知っているから」です。
認知広告は、私たちユーザー側が自ら検索した結果、広告が表示されるものではなく、企業側が私たちの属性などにあわせて、広告を配信する能動的な広告です。
そのため、多くのユーザーへ商品・サービスを認知してもらうことに効果的な施策であるため、多くの企業が認知広告を配信しているのです。
この能動的な広告の役割と効果を知ることが、売上拡大にとって非常に重要になっていきます。
次に各広告の役割と効果について、解説をしていきます。
広告の役割と効果を理解する
「受動的な広告」と「能動的な広告」
「受動的な広告」
AmazonやGoogle、Yahoo!などで、知りたい情報を検索すると、検索結果のトップに広告がでてきます。
これは一般的に「リスティング広告(検索広告)」と呼ばれ、Amazon広告では「SP広告(スポンサー広告)」に値します。
リスティング広告やSP広告は、広告主が「広告を表示させたいキーワード」を設定することで、ユーザーがそのキーワードで検索した時に、広告が表示される仕組みです。
つまり、広告が表示されるためには、ユーザー自身に行動してもらう必要があるため、リスティング広告やSP広告は「受動的な広告」と考えることができます。
「能動的な広告」
一方、TVCMやYouTube広告、ディスプレイ広告はどうでしょうか?
YouTube広告やディスプレイ広告は、(設定にもよりますが)
・性別
・年齢
・過去どのようなキーワードで検索したのか
・どのような商品をよく見ているのか
・どのような商品を購入したのか
といった行動履歴を基に、広告主側から広告を配信していきます。
TVCMにおいても、同様で「この番組の視聴者層の性別は?年齢は?」といったデータを基に、企業が番組の広告枠を購入することで、TVCMを流すことができます。
どちらも、広告主側から広告を配信するという意味において、「能動的な広告」と考えることができます。
「受動的な広告」の役割と効果
「受動的な広告」と「能動的な広告」では、役割と効果が大きく異なります。
「受動的な広告」は、自ら商品やサービスを調べようとしている購買意欲の高い層へアプローチする広告のため、機会損失を防ぐ効果があります。
アプローチ先:自ら商品やサービスを調べようとしている購買意欲の高い層
効果:機会損失を防ぐ
例えば、あなたがAmazonで「シャンプー」を販売している会社だとしましょう。
Amazonでは一般的に検索結果の1ページ目の商品を購入する割合が70~80%といわれており、2ページ目以降に表示される場合の購入率は著しく低下します。
もしも、あなたの商品がシャンプーと検索した際、2ページ目以降に表示されてしまうと、なかなか売上を上げることが難しいでしょう⋯
ユーザーがシャンプーを購入しようと思った時に、複数のブランドを比較しようとしても、あたなの商品が2ページ目以降にいては、比較検討の土台にすら上がれない、ということになります。
このような状況で売上向上を図れる施策がAmazon広告の「SP広告」です。
Amazonでは、SP広告を活用することで、検索結果の上位掲載などのチャンスを作ることができ、商品を比較検討の土台にねじ込み、機会損失を防いでいくことが大きな役割と効果になります。
▼受動的な広告の例
- リスティング広告
- AmazonSP広告
受動的な広告は、検索バーに調べたい内容を入力しないと、広告がでてきません。
上記画像のように、Googleのリスティング広告は、検索結果に「スポンサー」と表示されます。
AmazonのSP広告でも、同じく検索結果に「スポンサー」と表示されます。
「能動的な広告」の役割と効果
一方で「能動的な広告」は、過去のユーザーの行動履歴や属性(性別・年齢など)を基に、広告主側からユーザーに対して広告を配信していくため、新しい顧客を創出し、商品やブランドを広く普及させる効果(認知拡大)があります。
※自身の行動だけではなく、電車内の広告のように統計的な配信の手法をとる広告もあります。
つまりユーザー側は、自身が自ら調べる行動を取らずして、新しい商品やサービスを知ることができ、広告主側は多くの人に広く商品やサービスを伝えることができるため、「能動的な広告」は「認知広告」と言えます。
【例付き】売上を上げるためにはどこを改善する?
先ほどのように、「シャンプー」の販売を例にみていきましょう。
以下は、Amazonでの商品の販売実績を簡易的な数字でまとめています。
売上を増加させるためには、どのような施策ができるでしょうか?
※物事を簡単にするため、「シャンプー」「商品名(指名KW)」2つのキーワードに限定して解説をします。
①転換率を上げる
②月間検索数を増やす
③セッション数を増やす
上記の方法が考えられるでしょう。
「①転換率を上げる」場合、商品ページを改善や価格の見直しが重要になってきます。
しかし、安易に価格を下げてしまうと、利益が下がってしまうので注意です。
商品ページを改善することで、どれだけの転換率の上昇が見込まれるでしょうか?
実際にAmazonで商品を販売している出品者の方は転換率を上げるのに苦労されているのではないでしょうか?
次に「②月間検索数を増やす」のはどうでしょうか?
さらに「シャンプー」と検索する回数を増やしたい!と思っても、それはあくまでユーザー側の要因であって、商品ページにいくら「シャンプー」と記載しても、検索数が増えることにはなりません。
最後に、「③セッション数を増やす」のはどうでしょう?
先ほども説明した通り、SP広告は受動的な広告のため、ユーザー側が検索してくれなければどうにもなりませんが、能動的なディスプレイ広告やYouTube、TVCMなどは、こちらからユーザーに対して広告を配信していきます。
能動的に配信された広告により、ユーザーに商品やブランドを認知してもらうことで、セッション数を増やし、その後に続く効果として「商品名やブランド名」での検索数を増やすことに期待できます。
長くなりましたが、以下にこの章のまとめを記載します。
・受動的な広告(SP広告やリスティング広告):機会損失を防ぐ効果
・能動的な広告(ディスプレイやYouTube):新たな顧客の創出(検索数の増加)と、認知の拡大の効果
Amazonで使用できる能動的な広告「AmazonDSP広告」
ここまでの解説で認知広告の役割や効果をなんとなくご理解いただけたかと思います。
最後に、「Amazonで認知を上げるための広告」をひとつご紹介します。
認知アップで活用できる特殊な広告
「Amazonで認知を上げるための広告」としておすすめしたいのが「AmazonDSP広告」です。
Amazon広告の広告種類のなかでも、AmazonDSP広告は特殊な広告になります。
何が特殊かというと、「Amazonに許可された代理店しか扱うことができない、ディスプレイ(動画)広告」になります。
「AmazonDSP広告」の特徴とは
特徴は大きく以下の2点です。
特徴①:Amazon内への配信とAmazon外への配信を管理できる。
└Amazonと提携している外部サイトへの配信が可能
特徴②:細かなターゲティングを設定することが可能。
├新規ユーザーだけに広告を表示させたい
├競合の商品ページを訪れたユーザーに広告を表示させたい
└年齢・性別など
※他にも多くのターゲティングが存在しています。
SD広告も同じようにAmazon内・Amazon外の配信が可能ですが、自動での配信のため、Amazon内外のどちらにどれだけ配信されたのか確認することができず、さらにどちらか一方だけに配信したいと思っても、管理することができません。
一方で、AmazonDSP広告では、Amazon内外の配信を管理が可能です。
(例えば、Amazon外に配信したくない場合は、停止することが可能。)
また、SD広告のターゲティングは、リタゲや類似の商品への配信になりますが、AmazonDSP広告では、詳細なターゲティングの設定ができます。
例えば、
- 過去に商品を購入したことがあるユーザーを除き、女性かつ20代へ配信
- アウトドアに興味があるユーザー、かつ30代、かつ男性
など。
能動的な広告は、配信量が多くなる傾向があるため、自身の商品との関連性の低いユーザーにも配信される可能性がありますが、AmazonDSP広告では、細かくターゲティングを設定することができるため、より精度の高いユーザーに多くの広告を配信することが可能です。
また、クリック単価ではなく、インプレッション単価のため、計画的な配信量を調整することも可能なため、商品やブランドの認知度向上につなげるため、予算が限られているといった場合も、ご検討しやすい広告となっています。
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「AmazonDSP広告」について、
さらに詳しい内容が知りたい方は下記よりお気軽にお問い合わせください!
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まとめ
今回は広告の役割や効果、Amazonでできることについて解説しました。
①世の中にあふれる広告
②広告の役割と効果
├受動的な広告
└能動的な広告③Amazonで認知を上げる方法と効果検証の例
売上を伸ばしていくためには、新規ユーザーの掘り起こしが重要になります。
SP広告は、購入意欲の高いユーザーに配信するため、コンバージョン率が比較的高いですが、受け身の広告だけでは、売上を継続して上げていくのが難しくなっていきます。
そのような場合は、能動的に広告を配信する認知広告を検討するのはいかがでしょうか?
AmazonDSP広告を使用し、精度の高いターゲティングに広告を配信することで、商品やブランドの認知を高め、新しいユーザーの創出をするのはいかがでしょうか?
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